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KABUTOMとペーパードライバー

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「いつから行くの?早く行きなさいよ...ペーパードライバー教習」
「んがー...」
 母の質問にテキ トーな返事で答えた。

 今年こそはペーパードライバー教習に通ってリハビリし、再び公道を運転出来るようになることが目標だった。しかし、いざ現実的に行こうと思うと、事故を起こすんじゃないかと怖くなったり、仕事帰りに毎日通わなくてはならないことが億劫になったり、教官と車内で2人きりになることを想像すると辛かったり(...1対1が苦手...)...なかなか実行へ踏み出せずにいた。
 免許を取ったばかりの頃は、毎週末運転してそこそこ乗り回していたのだが、1~2年を過ぎた頃からか、だんだんと運転しなくなり、ズルズルとペーパードライバーになってしまった。そもそも便利なところに住んでいるので、車を使わないのなら別に使わなくても済むのだ。

 しかし、そろそろ父と母も長時間の運転が辛くなってきたようなので、私も"運転再開"しなくてはならないだろう...。

 そんなもやもやしていたある日、キャナルシティにカブトムシ型巨大ロボット...KABUTOMが来ているという話題をテレビで見た。その大きさ、デザイン、動き...一目で心を打たれた私は、期間中のとある日、会社帰りに見に行ってみた。

 それが↓このブログ。
▽巨大カブトムシ型ロボット、キャナルシティにあらわる

 目の前で見ると、予想以上に大きく、迫力があった。ガッシリと地に足をつけている。ホンモノだ。ハリボテじゃない。KABUTOMがリアルなマシンであることをピリピリと感じた。...これはぜひ動くところが観たい...!
 しかし、デモンストレーションの時間帯は昼間のみで、この日は止まっている姿しか見られなかった。

 自宅に戻って、カメラに収めたKABUTOMの勇姿を見ていると、どーーーーうしても、どーーーーーーーーーーしても動いている姿が見たくなり、こんな機会は滅多にないんだから、と決断し、仕事が休みである土曜日、デモの時間に合わせて再びキャナルシティに出かけた。
(土・日のキャナルシティ周辺は人が多くて苦手なんです...)

 実は、前日の福岡はひどい豪雨で、
「KABUTOMがは大丈夫だろうか...」
 とずっとやきもきしていた。

 デモが始まる少し前に会場へ到着。KABUTOMは無事だったようで、デモに向けてウォームアップしていた。


 この時点で、もう、大きな機体が動いていることに感激し、そして興奮で手足がガクガクしていた。本当に素晴らしい。巨大マシンが動いている!!!

 デモが始まると、製作者の高橋さんが解説をしながら、KABUTOMを一つ一つ動かしてゆく。動く姿もとても美しい。何よりも、足は飾りではなく、しっかりと地につけ歩いているのだ。まるでアニメで観たかのように、ガシン、ガシンと大きなマシンの脚が動く。


 さらに!今回、高橋さんはコントローラーで外部から操作しているが、このKABUTOM、搭乗可能なのだ。ちゃんとコクピットがある...。

 ああ、KABUTOMに乗りたい。操縦したい。そんなことを思いながら、うっとりと眺めていた。

 無理か...。ああ、いつか操縦出来たらいいなあ。
 ...カブトムは無理だけど、じゃあ変わりに、一番身近に操縦できるものといえば...。

 車、かぁ...。

 それに、いつか巨大マシンを操縦することになる(かも知れないし、ないかも知れない)来るべき日に備え、やはり自動車の操縦は出来ていないといけないだろう。

 この時、やっと私はペーパードライバー教習に行く踏ん切りがついた。

 高橋さんはデモの最中、
「KABUTOMは正義の味方なので...」
 と言っていた。

 うん、KABUTOMはやはり正義の味方だった。勇気をくれてありがとう。本当に観に来て良かった。

 KABUTOMが目の前にいるその場を離れるのが惜しかった。

 ちなみに。動くKABUTOMの動画をおさめて、ウキウキし過ぎて、コールドストーンのチーズケーキファンタジーを食べるのを忘れて帰ってしまいました...。
 
[KABUTOM 製作者の高橋さんのサイト]
▼!!カブトムシ型 巨大ロボット!! giant beetle robot

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