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竹芝アレンデール王国遠征記~『劇団四季 アナと雪の女王』編

 10月8、9日と東京へ行って来ました。主な目的は劇団四季『アナと雪の女王』(JR東日本四季劇場[春])を観るためです。せっかくの3連休、10日まで滞在すれば良かったのですが、多分翌日の出勤が辛くなる(精神的に)と思い、2日だけ。しかしそれは1公演目を観ただけで後悔し始めました。もう1日滞在して、もう1公演観れば良かったと。しかし、やはり、出勤前にワンクッション置いて良かった、とも実感しました。
 それでは鑑賞レポです。

いざ、劇場へ!

 福岡空港から羽田空港へ、羽田空港からモノレールで浜松町へ。少し歩けば劇場です。ホテルは劇場そばの『アジュール竹芝』。とても便利でした。JALの航空券とセットでたいへんお得で、地方のビンボウヲタク会社員にはありがたいです。

 ちょっと付近を散歩して、劇場へ。

竹芝シアター通り

 左側の建物が劇場です。実はこの写真を撮っている背後にソフトバンクの本社があります。そのねたはまた『浮かれ観光客編』で後日。

 来ちゃったよ。うははは。

鑑賞レポート

 開演前のステージ。ここまでは撮影OKです。1回目は2階から。2回目は1階から。

舞台版と映画版の違い

 舞台版(ブロードウェイ版がベース)は映画版の完コピではなく、かなりアレンジが加えられています。映画では細かく描かれていた部分も、舞台版ではあまり詳しい説明がなく、さらりと流されている場面もあり、映画版(1はもちろん、出来れば2と『家族の思い出』も)が頭に入っている事が前提です。考察のためやエルサに狂いすぎて鬼のようにリピートしたヲタクは余裕ですね。
 あと、アナちゃんが色々と……興味津々な感じになってます……イロイロな事に。

 舞台版では、映画版で描写が少なかったエルサの苦悩や心境、アナとエルサの互いを深く思い合うゆえのすれ違い、『真実の愛の行い』などが深く踏み込んで描かれていて、ガッツリとした見応えの、大きなお友達向けとなっております。
 アナとエルサの組み合わせがとんでもなく好きな人(ソフトな言い回し)も大満足かと思います。

細かい部分は脳内補完で

 先に述べたように、映画版本編にあって舞台版では省略されている箇所があります。なので、その部分を脳が自然に補完するためか、物語が脳内で一体化してしまい、終演後も思考のほとんどを『アナ雪』に囚われてしまうという現象が発生。しばらくは現実に対して適切な判断が出来なくなるという、フワフワした気分になりました……(個人の感想です)。

超強烈モーレツな『Let It Go〜ありのままで〜』

 あのー……。よく”語彙力を失う”と言いますが。

 オーケストラの生演奏による曲はどれも素晴らしいのですがやはり、レリゴーがすごくて。
 1回目の公演の『ありのままで』が終わった後(バンッで休憩時間に入ります)、えーんって号泣してしまいました……。
 理由は?
「すごかったから……」
 としか言いようがないんです。でも、そうじゃなくて……どう表現すれば良いのでしょう?
 ずっとあの『ありのままで』について考えていました。

 『生まれて初めて』から、そして『危険な夢』で痛いほどエルサの苦悩が、アナちゃんのワクワク感と共に対照的に描かれています。
 耐えて耐えて、戴冠式も乗り越えて、パーティではやっとアナちゃんと楽しそうに会話をしたりして過ごし、何とかやっていこうとしていた矢先、アナちゃんとの言い争いで隠していたものを爆発させてしまう。

 怯えながら耐えてきた守ってきたものを、自らめいっぱい放り出して魔法を放出させる。それが『Let It Go』なわけです。
 これまでの丁寧な積み重ねからの、解体。 
 溶けてしまいそうなふわふわの雪が、氷のように固くなる瞬間。
 解放、万能感、高揚感。

 ここで、目の前で、苦しみの果てに全てを解放している、その爆発的エネルギーを観客席で浴びている。

 ……エルサがここにいる。

 これはこれは……何なんだ、これは。

 これは私がまだ2回しか見ていない上での感想だと思うんですけど。
 オープニングから私達は少しずつ、アレンデール王国に誘われていて、徐々にアナやエルサがリアルに浮き上がってきて、そして『ありのままで』で、リアルとの間にあった壁がレリゴーされた気がする。
 私達は後半から、完全に傍観者ではなく、あの世界に取り込まれた気がするのです。

 すごいものを観ました……今回、2回分しか取らなかった事を後悔しています。

 しかし舞台版は映画みたく、すぐにまた観られるものでないし……なんとなく、今後のスケジュールを確認してしまいました。
 竹芝を離れるのが辛かったです。

 ここに確かにアレンデール王国があり、アナちゃんがいて、そしてエルサがいました。

おま、結局、レリゴーしか言うとらんやんけ

 そ、それくらい強烈だったんです。初めて映画版を観た時の気持ちを思い出しました。この魂を抜かれる感じ。
 他も名曲名場面揃いで、感想もいっぱいあるのですが……実はレリゴーが超強烈だけど、後でじわじわくるのは『あなたを失いたくない』だったとか。

 また後日、思い出しつつゆっくり書きたいと思います。今回はとりあえずここまで……。
(ひょっとすると、次回観に行った後かも知れない……←)

 ちなみに、アレンデール王国帰りということで、羽田空港でおみやげにクルムカカのようなお菓子を買いました。美味しかったです!

AUDREY のGLACIA です
この記事を書いた人
主にアナ雪(アナとエルサ)担当。RX-93ff νガンダムのせいで、ガンプラ熱再燃気味。
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