『キャプテン・マーベル』は、待ち望んでいたヒーローなのかも知れない

MovieNEX キャプテン・マーベル

 人生何がきっかけで、幅が広がるか分かりません。

 ツイッターでディズニー系情報アカウントとかフォローしてると自然とマーベル情報も入ってくるじゃあないですか。
 そんな情報に混ざって、突如TLに現れた金髪美女ヒーロー、その名もキャプテン・マーベル。

一度観ただけで(ほぼ)その場でフィギュアを予約

 映画が公開されて2週間位立った頃......

「強そうだし、カッコいいし、(MCUの知識はほぼないけど)観に行ってみるか」

ズドーーーーーン(フォトンブラストで沼に突き落とされる音)

映画館を出て目の前のビックカメラや、同じモール内のトイザらスでフィギュアを求めてさまよう
(この日はマークイズももちのユナイテッドで観た)

 と、一度観ただけでキャロル・ダンヴァース(のフィギュア)を心から求めるほど見事に刺さりまして、
「あーあキャプマ、キャプマ......」
 と、どうしようもなく、しかしじっとしていられず、マークイズとヤフオクドームの間のデッキを右往左往したのち、iPhone でフィギュアーツのキャプマを予約してしまったのでした。

フィギュアーツ キャプテン・マーベル
あ~かっこいいよォォォォォ

 何がそんなに刺さったって、美しいしカッコいいし表情がいいし強いし手から何か出すし......あ、私、手からなんか出す物凄い強い力を持つ金髪美女に弱いわ、そう言えば。

フィギュマ エルサ
手からなんか出す物凄い強い力を持つ金髪美女......

 ヴァースは、正義を盾に横暴さと傲慢さをブン回し(電車に乗る前のおばあさんに対する態度はスクラル人の方が紳士的だよね)、片目が隠れてる時はヴィランぽい美しさすらあるし、そんな自称・ヒーローから、苦難を乗り越え、立ち上がり、名を取り戻し、"キャプテン・マーベル"になってゆく姿。

 全身輝いて、目が光って、最強で敵をボコボコボコボコボコボコ!!!!!!

 ひたすら
「あああ~カッコイイイイィィィィィ......」
「はぁ~......好きっ......」
 って言葉と気持ちが、交互に溢れ続けてしまーう。

 これは私が永い間、待ち望んでいたヒーローなのかも知れない。

 細かいことはいいんだよ。映画を観て好きになりました。それだけでいいと思う。でも3回ばかり観て、落ち着いた頃にあらためて振り返ると、刺さる理由に思い当たる事がありました。

 ここからは、思い出したあれやこれや。直接的な映画の感想じゃないです。

 女子だから、という理由だけで、理由もなく押さえつけられていた事をいくつか思い出しました。
 私が育った時代は、まだまだ

女子は〇〇すべき(すべきでない)、男子は〇〇すべき(すべきでない)

 そういう風潮が残っていました。
 ウチは厳しすぎる方ではないのですが、それでも性別による無条件な(思考停止状態の)女の子は〇〇を強制されていました。主に母に。

「女の子だから、ガンダムとかロボットまんが見ちゃダメ」
 ある日、突然、規制がかかりました。それ迄は自由に見せてくれていたのに。
 私は当時、ロボットアニメが大大大大大好きで、おもちゃもロボットばかり欲しがったし、買ってもらっていました。
 どうも母は、私が一向に(当時の女子が欲しがるような)「お人形」を欲しがらない事に不安になってしまったらしいのです。

 かーちゃん、安心して。今の私の机とその周辺は「お人形」だらけです。

 それでしばらくはメカメカしたアニメが観られなかったのですが、まーしかし、そんなかーちゃんルールなんて適当なものです。母本人がそんなお達しなんて、すっかり忘れてしまっていたようで、数か月後に
「私、いつまたロボットアニメ観られるの?」
 と聞いたら 

「え?そんな事言ったっけ?」

 もう一つ。選択肢がまだ無限にあった頃に進路を考えていた時。まあ本気ではないけど
「パイロットもいいな~」
 なんて言った事がありました。まさに!キャロルのように!パイロット!!

「女子には無理」

 母にそう即レスされました。普通、そういう時って同性の親って応援してくれるものじゃないですかー。まさか、一番味方してくれるはずであろう母から、一瞬で言われるとは思わなんだ。
私「なんで?なんで女子には無理?」(ムキ)
母「なんでも何も、女子にパイロットは無理」
私「なんで?なんでよ?」
母「無理なものは無理なの」←あっ、なんかエルサみたいになってしもたw

 と言う、昔々の引き出しの奥にあった記憶を、引き出しが収まっている棚ごと、必殺宇宙船墜としで木っ端みじんにしてくれる爽快感があるんじゃないかと思うの、キャプテン・マーベル。

 多分、彼女は私が永い間、待ち望んでいたヒーロー。

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